中古厨房機器業界特化型クラウドDX基盤
「厨房君」による業務改革
情報がつながる・業務がまわる・働き方がかわる。
買取〜再生〜販売〜設置まで、現場の“確かな流れ”を仕組みとして整えます。
当社ではこの取り組みを「超DX」と呼び、厨房君を中心に推進しています。
代表メッセージ
変化が速い時代だからこそ、“現場の判断を早くする仕組み”が必要です。
DXに取り組む背景
業界特有の業務構造と外部環境の変化に対応するため、DXで“止まらない流れ”をつくる。
業界のDXの遅れ
中古厨房機器は「買取→再生→販売→設置」まで一気通貫。ニッチな業態ゆえに、 業界にフィットする既製システムが少なく、在庫だけ・会計だけといった断片的なDXになりがちです。
情報が分断されやすい
買取・再生・在庫・販売・設置で担当が分かれ、工程も長い。 情報が部門ごとに散らばりやすく、確認待ち・手戻り・伝達ミスが起きやすい構造があります。
属人化しやすい
判断ポイントが多く、各業務にスペシャリストが育ちやすい業界です。 これは強みである一方、特定の人に知識と情報が集中すると「誰かに聞かないと分からない」状態になりやすく、 スピードや再現性の面で弱みになります。
拠点展開で差が出る
会社の成り立ちや拠点の歴史によって、運用のクセや解釈の差が生まれやすい。 創業の想いを色濃く受け継ぐ拠点と、後から加わった拠点が混在するほど、同品質で提供する基盤づくりが必須になります。
外部環境の変化
物価・人件費の上昇、働き方改革、スピード要求など、前提条件が短期間で変わる時代になりました。加えて人材確保も難しくなる中、属人的な運用では回りにくい。だからこそ、現場の判断と対応を速くする“仕組み”が必要です。
競争激化・差別化
選ばれる理由は「価格」だけでなく、「提案の速さ」「精度」「段取りの安心感」へ広がっています。業務の流れを整え、スピードと品質を両立できる体制づくりが、競争力そのものになります。
DX推進の基本方針
VISION「リーディングカンパニー」へ。属人的な頑張りではなく、再現性で勝つ。
超DXで、全スタッフが回る業務へ
- 厨房君を業務の中心に据え、全スタッフでPDCAを回す
- 属人的な頑張りに頼らず、共通フローで品質とスピードを揃える
- 定着・採用・人材難を見据え、誰でも回せる仕組みとして運用する
提供価値を最大化し、広げる基盤へ
- 目的はお客様への提供価値の最大化
- データでボトルネックを捉え、改善を積み重ねて利益体質へ
- 拠点展開にも耐える、広げられるプラットフォームをつくる
DX推進の取り組み
システムを核にして、連携して、数字で回して、定着させて、人を育てて、広げる。
厨房君を核に、改善PDCAを回す
複雑なあらゆる業務を一元化し、確認作業・確認待ち・二重入力などのムダを削減。 現場の声を吸い上げ、改善と改修を継続的に反映します。
外部連携で“つながる”範囲を広げる
ESL連携(実装済)で在庫データと実在庫の整合性を維持。 さらにクラウドサイン連携(2026年予定)で契約業務のスピードと管理精度を高めます。
KGI/KPIで“数字で回す”運用へ
各部署・各店舗の目標と進捗を定点観測し、改善ポイントを早期に発見。 経営指針発表会でもKGI/KPIを共有し、PDCAを組織として回します。
ワークガイドで標準化し、定着させる
中古品への姿勢、お客様対応の基準、DXの考え方、業務ルールや判断軸を文章化して共有。 誰が担当しても同じ品質で回る“型”を整え、教育・連携の土台として活用しています。
ITスキルマップでデジタル人材を育てる
業務に必要なITスキルを可視化し、育成の基準を共通化。 現場で使えるデジタルスキルを段階的に底上げします。
社内外と方向性を共有し、広げる
経営指針発表会や業界団体の勉強会などで、取り組み内容と方向性を継続的に共有。 ステークホルダーやFC加盟会社ともビジョンを揃え、推進のブレを防ぎます。
DX推進ロードマップ
“見える化”で止めず、標準化 → データ活用 → 顧客体験まで一気通貫で進めます。
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Phase 0
現場の見える化基盤
案件・在庫・再生工程・運用ルールを整理し、情報の集約を徹底。
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Phase 1
標準化の徹底
拠点/FCでも同じ流れで回る状態へ。教育・引継ぎも効率化。
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Phase 2
データ活用の強化
ボトルネックを可視化し、再生リードタイム・在庫回転・利益の最適化を進める。
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Phase 3
顧客接点まで拡張(展望)
機器台帳・メンテ依頼・情報配信など、顧客側の体験もデジタルで支える。
KPI(目標指標)
“回っているか”を数値で確認し、改善を続けます。
| 指標 | 狙い | 目標(例) |
|---|---|---|
| 見積回答リードタイム | 対応スピードの向上 | ◯%短縮 |
| 案件滞留件数(一定日数以上) | 抜け漏れ・停滞の抑制 | ◯件以下 |
| 棚卸・在庫確認工数 | ESL連携の効果測定 | ◯%削減 |
| 再生リードタイム(入荷→整備完了) | 再生工程の最適化 | ◯日短縮 |
| 在庫差異率(データと実在庫) | 整合性の維持 | ◯%以下 |
※数値は運用状況に合わせて更新していきます。
DX推進体制
現場の改善が、そのまま仕組み改善につながる体制へ。
責任者・役割
- DX推進責任者:代表者(または役員)
- 推進チーム:現場責任者・管理部門・開発/運用担当
- 改善の起点:現場の課題・声・データ
改善サイクル
- 定例会議でKPIと課題を確認
- 優先度を付け、運用改善→仕組み改善へ反映
- 拠点/FCへルールと画面で同時展開
情報セキュリティ基本方針
クラウド活用を前提に、安心して使える環境を整備します。
- 経営者の責任のもと、情報資産の保護を推進します。
- 社内体制を整備し、必要な規程・運用を維持します。
- 社員教育を継続し、リテラシー向上に取り組みます。
- 法令・契約上の要求事項を遵守します。
- 事故発生時は迅速に対応し、再発防止を徹底します。
DXや厨房君に関するご相談は、お気軽にご連絡ください。